宮中料理は大きく毎日食べる日常的な料理とめでたいことや儀礼、お客様の接待など特別な場合に作られる宴会食の二つに分けられます。王様にさしあげる食事は特別に‘水刺(スラ)’と言い食事を調え出したお膳のことを水刺床(スラサン)と言います。水刺床には調理法が異なる12種類のお菜が上がるが、ナムル、生彩、焼き物、煮つけ、つくだ煮、乾きお菜、塩辛、チジミ、片肉の9種類と水卵、お刺身、温かい焼き物の3種類を合わせて12種類です。この以外にご飯2種類(白ご飯、小豆飯)、キムチ三種類(塩から漬けキムチ、ソンソンイ、汁キムチ)、鍋料理2種類(味噌鍋、塩から漬鍋)、醬3種類(醤油、辛い味噌、お酢辛味噌)煮込みもの1種類が上がります。
ドラマ<大長今>では12種類の水刺床以外にもメックゾック、ズックスンチェ、フォンチェ、カボチャコッタング、サスルジョック、三色端子、正菓子、ゾックピョンなどこれまで良く見られなかった多くの宮中料理とドウギョン酒、桃花酒、菊花酒などの多様なお酒を紹介しました。